冒頭から正直にお伝えしますが、
FXに「永遠に勝ち続けられる手法」は存在しません。
だからこそ大切なのは、
トレードを経験しながら
相場の見方や考え方を少しずつ身につけていくこと です。
FXで一番むずかしいのは、
「買い」や「売り」の知識そのものではなく、
“いつエントリーすればいいのか”を判断すること です。
前回の記事では、初心者が覚えるべき
押し目買い・戻り売り・MA(移動平均線)
といった「勝ちやすい形」を解説しました。
今回はその知識を使って、
実際のチャートを見ながら「ここが狙い目」と判断できる考え方 を、
初心者の方にも分かるように解説していきます。
1.勝てるタイミングとは「条件がそろった瞬間」
初心者がやりがちなのは、次のような感覚トレードです。
- なんとなく上がりそう
- 勢いが出たからエントリー
- もう遅いと分かっているけど入ってしまう
感覚トレードでたまたま勝てることもあります。
しかし、それを繰り返していると
ポジポジ病になったり、損切りができなくなったりして、結果的に大きな損につながりやすくなります。
だからこそ、初心者のうちから
「自分で分析し、エントリーポイントまで待つ癖」
を身につけることがとても重要です。
正しいトレードとは、
エントリー・損切り・利確を事前に決め、そのルール通りに行うこと です。
そして、今回お伝えしたい
「勝てるタイミング」とは、複数の条件が同時にそろったポイント のことを指します。
今回は、初心者でも再現しやすい
3つの条件だけに絞って解説していきます。
2. 今回使うチャート条件(初心者向け)
ここでは、初心者の方がトレード判断をするための基本的なチャート条件 を紹介します。
最初から複雑な設定にする必要はありません。
まずはこの条件でトレードを経験し、慣れてきたら
MAの数値や使うインジケーターを自分なりに調整していく くらいで十分です。
使う時間足
- 1時間足:相場の大きな流れ(トレンド)を見る
- 15分足:実際のエントリータイミングを見る
この2つを見るだけで、
「今は買い目線なのか、売り目線なのか」
「どこで入るか」
を判断しやすくなります。
使うテクニカル
- 移動平均線(MA)20日 のみ
インジケーターをたくさん入れると、
かえって判断が難しくなります。
まずは
「価格とMAの位置関係」
だけを意識してチャートを見ることが大切です。
それでは次に、これらの条件を使って
実際のチャートで「勝てる買いタイミング」 を見ていきましょう。
3. 実例① 上昇トレンドでの「勝てる買いタイミング」
① 1時間足で上昇トレンドを確認

まずは、自分が見ている上位足(今回は1時間足) が上昇トレンドになっているかを確認します。
高値と安値が切り上がっている
この形が確認できたら、
→ この時点で「買いだけ」を考えます。
※右のチャートはユーロ/ドルの1時間足です。
② 15分足で押し目を待つ
1時間足で上昇トレンドが確認できたら、
次に15分足でエントリーのタイミングを待ちます。
価格が一直線に上がることはありません。
上がったり下がったりを繰り返しながら、全体として上昇していきます。
そのため、押し目を待つことが重要です。
ここで大事なのは、
下がっている最中にエントリーしないこと。
③ 反発を確認してからエントリー

次のような動きが重なったときは、エントリーを検討できるポイントになります。
- 下げ止まる
- 陽線が出る
- 20MA付近で止まる
このような形が見えたら、
「勝てる形」と「タイミング」がそろった状態 です。
👉 この瞬間がエントリー候補。
※右のチャートは、ユーロ/ドル1時間足を15分足にしたもので、
条件がそろったポイントに矢印を記しています。
エントリータイミングを説明するのは簡単ですが、
リアルトレードでここで入るのは、正直かなり難しい と思います。
押し目をピンポイントで取れるトレーダーはいません。
私自身も、早く入りすぎてナンピンしたり、
乗り遅れて高値掴みをしたりしてきました(笑)
今でも、そうした失敗はあります。
だからこそ、
必ずリスク(損切り位置)を決め、余剰資金でトレードすること
を意識していきましょう。
4.初心者が「勝てるタイミング」で守るルール
① 条件がそろわない時はトレードしない
・チャンスは毎日ある
・「今日は入らない」も立派な判断
・待てる人だけが勝てる
このルールを守れなかったせいで、
週や月でトータルプラスだったのに、適当なトレードをして利益をすべて吐き出した
という経験を、私は何度もしてきました。
「少しだけなら…」という気持ちが、
結果的にマイナスへとつながります。
② エントリー前に損切りを決める
- 入ってから考えると利確も損切り位置もわからない
- 損切り=負けではなく、必要経費
- 勝ち続ける人ではなく、負けをコントロールできる人がプロ
私自身、数年前に
国内口座で10万円をスタートし、1年かけて80万円までコツコツ増やしました。
自信がついた私は、その80万円を海外口座に移し、
当時最高値更新を続けていたビットコインをロングで持ちました。
一時は20万円ほどの含み益が出ましたが、
最高値をつけた直後に急落。
損切りできずナンピンを繰り返し、
1年かけて増やした資金をすべて失いました。
この経験から、
損切りを決めないトレードは「ギャンブル」になる
と強く思うようになりました。
③ 1回のトレードで取り返そうとしない
- 連敗後が一番危険
- 感情が出たらチャートを閉じる
- 勝ち負けより「ルールを守れたか」を重視する
負けた直後ほど、冷静な判断はできません。
そんなときは「何もしない」ことが、最良の選択です。
④ この章で一番伝えたいこと
勝てるトレーダーは、
「うまくエントリーできる人」ではなく、
「ルールを守り続けられる人」 です。
安心してください。
どんなに稼いでいるトレーダーでも、
相場が上がるか下がるかを完璧に当てられる人はいません。
ただ、
- 勝ちやすい場所を知っていて
- 逃げ道(損切り)を決めていて
- シナリオどおりに淡々とトレードしている
それだけです。
予想ではなく分析をし、
シナリオを立て、
資金管理(リスクリワード)を考え、
ルールを守る。
これができていれば、
極端に資金を減らすことはありません。

まとめ
FXを始めたばかりの頃は、
「どこでエントリーすればいいのか」
「利確は早すぎないか」
「損切りは本当に必要なのか」
と、誰でもたくさん悩み、失敗を繰り返します。
それは決して特別なことではなく、成長するために必ず通る道です。
大切なのは、
その場の感覚や感情でトレードするのではなく、
事前に決めたルールを守れるかどうか。
・エントリーは「条件がそろった時だけ」
・利確と損切りは、入る前に決めておく
・迷ったら無理に入らない
この基本を守るだけでも、
無駄なトレードや大きな損失は確実に減っていきます。
最初から完璧にできる必要はありません。
ルールを守れなかったトレードも、
「なぜ守れなかったのか」を振り返ることが、次の勝ちにつながります。
焦らず、少しずつ、
**「勝てるタイミングだけを狙うトレード」**を積み重ねていきましょう。
それが、初心者から一歩抜け出す一番の近道です。


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